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2018 沖縄県知事選 ➄ 日本会議の佐喜真淳さんが「私は日本会議のメンバーではない」!? - 日本会議沖縄はいったいどんなことを目指している団体なのか

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佐喜眞さん、8月24日の知事選事務所開きの際に、記者の質問に対し「私は (日本会議の) メンバーでもないし、現在でもメンバーではない」と語ったとされるが、何をいまさら。自分でツイッターに投稿しとるやないか。

 

さて、不安クラブでは、

沖縄県知事候補の佐喜真淳氏へ

いくつかの疑問をまとめ続けて第五弾目の今日。

 

 

( 1 ) 消えた佐喜真さんの経歴 !? 沖縄県日中友好協会

 

先日は、佐喜真さんが顧問になっていたという一般社団法人・沖縄県日中友好協会のページが丸ごと消え、そして魚拓すらも削除されているという不可解な現象と、その団体への中国ヘイトを展開していた元・週刊誌記者、竹中洋明が、佐喜真氏の政策担当ブレーンをしているという謎をご紹介した。

 

uyouyomuseum.hatenadiary.jp

 

今日は、佐喜真淳さんの日本会議でのご活躍をもう少しご紹介したいと思う。

 

ネットからすっかり消されないうちに、という事だが。

 

( 2 ) 消えた佐喜真さんの経歴 !? 日本会議

 

いやあ、ほんとに寝耳に水で、びっくりしておりました。8月24日の知事選事務所開きの際に、記者の質問に対し「私は (日本会議の) メンバーでもないし、現在でもメンバーではない」と否定したとか。

 

今さら何言っても・・・、遅いですよ。

 

日本最大の極右宗教ロビー団体日本会議の数々のイベントに佐喜真さんが「宜野湾市長」として公務で活動してきたこと、しっかりと記録に残っていることだ。

 

いくら9月12日の日刊ゲンダイ記事の翌日、日本会議関連ページが削除されようと、まあ、遅い。

 

削除されたのは 2014年の、園児に教育勅語「奉唱」をさせた際の記事と動画だけである。

 

( 3 ) 日本会議 2013年祖国復帰記念大会での佐喜真市長

 

こちらに一例として記録し紹介するのは、その前年、2013年の同じ祖国復帰イベントの記事と動画だ。

 

我那覇真子が司会を務め、宜野湾市を代表して市長の佐喜真淳があいさつ、そしてあの櫻井よしこを紹介している。

 

もしかしてこれも削除されるのかな !?

沖縄県祖国復帰記念大会実行委員会 事務局ぶろぐ 

youtu.be

沖縄県祖国復帰記念大会実行委員会 事務局ぶろぐ

http://archive.is/EQvph

◯テーマ 「現在の沖縄問題を解決し、子や孫に誇れる沖縄県へ」
◯日 時 5月19日(日)14時開会(13時開場)

◯場 所 宜野湾市民会館大ホール(宜野湾市役所の隣です)
第一部 沖縄県祖国復帰41周年記念式典
第二部 記念講演 櫻井よしこ先生(ジャーナリスト)

 

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ちなみに、この大会の事務局を務めているのは、靖国神社からやってきて、あの埋め立て承認に並行して署名活動を展開していた日本会議の坂本である。

 

uyouyomuseum.hatenadiary.jp

 

( 4 ) 都市伝説 !? 佐喜真さんの選対会議は沖縄神社庁の地下会議室で ? (日刊ゲンダイ)

 

9月20日の日刊ゲンダイ記事

佐喜真氏はなぜ沖縄県知事選で日本会議との関係を隠すのか

2018年9月20日

 

 先週水曜日(12日)発売のこの欄で、沖縄県知事選の候補のひとりである佐喜真淳前宜野湾市長が右翼組織「日本会議」と関わりが深く、そのことは2014年に宜野湾市民会館で日本会議沖縄県本部系の団体が開催した「沖縄県祖国復帰記念大会」で彼が主催者側として「閉会あいさつ」をしたのを見ても分かると述べ、さらに「この様子を記録した動画は今も、日本会議のホームページで閲覧できる。つまり同会議として自慢の画像なのである」と指摘した。

 

 すると驚いたことに、日本会議のホームページの「国民運動」コーナーに確かに存在した「動画・沖縄県祖国復帰42周年大会(5月10日)」という14年6月30日付の記事は、翌木曜日のうちに跡形もなくサイトから削除されてしまった。この一事をもってしても、佐喜真も日本会議も、この忌まわしい過去に触れられるのを嫌がっていることが分かる。

 実際、佐喜真は8月24日那覇市で行われた事務所開きで記者から日本会議との関わりを問われて、「私はメンバーでもないし、現在でもメンバーではない」と答えている。しかしこれは明白な嘘で、宜野湾市長になりたての12年6月の同市議会で「市長は2月の選挙戦当時、ご自身で日本会議あるいは親学推進議員連盟会長と名刺に載っていたが、この市長が加盟されている日本会議はどのような団体なのか、そして市長としてもこれからも活動を続けていくのか」と質問されて、こう答えている。「私も日本会議に加盟しているひとりではございますけれども、これからの行動につきましては日本会議が持つさまざまな政策あるいは施策等々について吟味しながら、私が同意できるものに対してはやっていきたいと思っております」(議事録356ページ)。

 

 親学推進議員連盟とは、日本会議のコアな創始者のひとりである高橋史朗の主張に沿って、安倍晋三会長、下村博文事務局長で12年に創設された運動体で、全国に先駆けて11年に沖縄県で最初の地方組織ができ、その初代会長を佐喜真が務めたのである。

 

 過去にあったことを「なかった」と嘘をついて逃げようとしたり、その証拠となる文書をひそかに廃棄して知らんぷりをするのは、安倍が得意とする政治手法そのものである。「親学」とはどうやら、親が子に上手な嘘のつき方を教える運動のようである。

 

沖縄県知事選で“黒歴史”隠し 佐喜真候補にもう一つの疑惑

日刊ゲンダイDIGITAL

2018年9月23日

 

 大激戦が伝えられる沖縄県知事選で、与党推薦候補の佐喜真淳前宜野湾市長(54)に経歴“詐称”の疑惑が浮上している。

 

 安倍政権と気脈を通じるウルトラ右翼「日本会議」のメンバーだった過去をヒタ隠しにしているからだ。

 

 佐喜真氏は日本会議との関わりについて、「私は(日本会議の)メンバーでもないし、現在でもメンバーでない」などと全否定しているが、これは真っ赤なウソ。宜野湾市長だった2012年、市議会で「私も日本会議に加盟している1人ではございます」とハッキリ認めた議事録も残っている。

 

 佐喜真氏は知事選で自身の「黒歴史」を葬り去ろうと躍起になっているのだろうが、果たして公職選挙法で禁じられた「虚偽事項の公表罪」に該当しないのか。総務省によると、「同罪の成立には、公表者が虚偽を認識していることが必要」(選挙課)と説明する。沖縄で取材中のジャーナリスト、横田一氏がこう言う。

 

「佐喜真さんは宜野湾市議のとき、日本会議の主張に関する署名活動をしていますし、佐喜真陣営の選対会議は、日本会議とつながりの強い『沖縄県神社庁』の地下会議室で行われているようです。佐喜真さんが経歴を隠しているのは、日本会議と相いれない公明や創価学会の集票活動が鈍るのを恐れてのことでしょう」

 

■外務省が裏でコッソリ“支援”

 

 都合の悪いことは隠す、ウソをつくのが当たり前の安倍政権の政治手法をマネしているのだろう。問題なのは、そんな佐喜真氏を外務省がコッソリと裏で“支援”している疑いがあることだ。

 

 今年5月、佐喜真氏は沖縄の米軍基地負担軽減を訴えるため訪米し、米政府関係者と面会。相手は国防次官補や太平洋海兵隊司令官らで、その2カ月前に訪米した翁長雄志沖縄県知事の面会相手と比べて破格の扱いだったという。一連の経緯に詳しい国民民主党藤田幸久副幹事長はこう指摘した。

 

「外務省の在外公館の定めによると、政府関係者が外国を訪れる際、都道府県知事は皇族や総理に次ぐ扱いを受ける。市長はさらにランクが下がります。しかし、佐喜真氏は出馬が取り沙汰されている中、米国で、翁長知事よりも厚遇されていた。通常ならば会えないような相手に会えたのは、辺野古への基地移設を強弁する政府や官邸の意向があったからではないか。だとすれば、結果として、沖縄県知事選に政府と官邸が介入したことになります」

 

 要するに、外務省は知事候補と取り沙汰されていた佐喜真氏のVIP待遇をお膳立てしていたワケだ。まったく、ウソつき安倍政権がバックについた候補者にロクな人物はいない。

 

「佐喜真陣営の選対会議は、日本会議とつながりの強い『沖縄県神社庁』の地下会議室で行われている」など、ほとんどダークファンタジーのようだが。

 

 

( 5 ) 日本会議沖縄はどこにある !?

 

それでは、

ご紹介しておこう。

 

日本会議沖縄の事務局がある沖縄県神社庁那覇市若狭1-25-11。

 

すこしばかり県民にはショックかもしれない。七五三などでも県民に親しまれ、また観光地でもある、あの美しい水上の宮。

 

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つまりあの波上宮である。

 

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ここに、沖縄県神社庁、つまり日本会議沖縄の事務局がある。

 

日本会議の沖縄での活動はつねに波上宮が中心となっており、仲井真の埋め立て承認のための見せかけ「ロビー活動」を主導した靖国神社の坂本も、かつて、この事務局で、このすぐ近くに住居を構えていた。

 

実は、昨年まで、この沖縄県神社庁のサイトに日本会議のリンクが驚くほど堂々と貼ってあったが、いまはリンクもない。

 

沖縄県神社庁 http://archive.is/R7O80

 沖縄県神社庁は、全国8万を包括する神社本庁の地方機関として、沖縄県祖国復帰の昭和47年5月15日に設立されました。 神宮大麻の頒布、県内神社のとりまとめ、ラジオ番組等による教化活動、沖縄で行われる全国の慰霊祭の支援、県内神職対象の研修会など、沖縄県神社神道に関わる活動を行っております。 沖縄県内には神社本庁包括下の神社が11社ございます。詳しくは下記神社一覧をご覧ください。

 

いや、神社の宗教活動に関してはとやかく言うつもりは毛頭ないのだ。

 

ただ、神社が雑多な右派系団体と一体になって、この沖縄の地で様々な右派政治活動を主導しているということ、それをしっかりと認識しておきたいわけである。

 

日本会議沖縄のサイトを見てみよう。

 

日本会議沖縄県本部 

http://archive.is/AHZ7h

 

日本会議沖縄県本部
那覇支部
┣南部支部
┣宜野湾支部
┣うるま支部
┗やんばる支部

 

活動紹介動画

日本会議とは ~つくろう!元気な日本、誇りある日本~』(15分19秒)

 

youtu.be

 

方針の三本柱

①歴史
建国記念日」「沖縄県祖国復帰記念日」沖縄県祖国復帰の日」に感謝をする。

②安全保障
自主防衛を目指して自衛隊の活動を理解し、支援する。
③経済
沖縄振興予算などへの正しい認識を養い、基幹産業再興の取り組み。
☆「沖縄県の自立」を目指す三本の柱
 
具体的な活動について
憲法改正賛同者拡大運動
国旗・国家を大切にする教育の正常化
活発な定例会の開催
 
事務局
〒900-0031
沖縄県那覇市若狭1-25-11 

沖縄県神社庁
日本会議沖縄県本部

 

那覇市若狭1-25-11

これが波上宮である。

 

しかし、ほとんどの県民が、波上宮のなかに何ががあるのか、そこの宮司たちをはじめとした職員たちが奥でどんな極右政治活動をしているのか、知っているものは少ない。

 

まずもって、

まともに報道されたことがないからだ。

 

➅ の活発な日本会議の活動が、どのようにメディアで報道されてきたかみてみよう。

uyouyomuseum.hatenadiary.jp

uyouyomuseum.hatenadiary.jp

 

( 6 ) 日本会議沖縄が目指している「方針」をおまとめ

 

以上、まとめよう。

 

宗教法人でありながら、この沖縄神社庁の日本会議沖縄が目指すものは極めて政治的なものである。

 

沖縄の日本帰属を感謝する啓蒙活動や行事をおこなう

自衛隊の増強を理解し、支援するよう啓蒙する

憲法改正のための賛同者を拡大させる

国旗・国家を大切にする愛国教育の促進 (教育勅語)

➄ 活発な定例会やイベントの活動促進

 

そして、ここには書かれていないが、

 

➅ 「沖縄問題の早期解決」という名の辺野古基地建設の推進

 

これが、実にそのまま佐喜真淳氏の教育や活動の指針であり、また佐喜真氏の「沖縄基地問題の解決」というわけだ。

 

 

( 7 ) これは植民地選挙なのか

 

沖縄の政治家にとっても、新設増強された基地を建設することが沖縄の「負担軽減」になるわけもなく、実に日本政府に都合のいい、新たな沖縄基地負担の増強に過ぎないことは明らかだが。

 

しかしなぜ自民党系の沖縄の政治家たちは、こうも日本会議に「まっしぐら」なのか。

 

もちろん

ギブ・アンド・テイクである。

 

沖縄の県民の生活と未来とを「本土」に委ねることによって、引き換えに、彼らだけに中央からもたらされる圧倒的な政治的財政的テイクがあるのだという事を忘れてはいけない。おいしくてやめられない。

 

あのディズニーランド公約の市長選挙でも、かるく1億1千万円以上の選挙資金が自民党から佐喜真氏側に提供された。

 

目にまばゆい権力、

破格の扱いという特権。

 

 

いやあ、

今の知事選レベルとなると、

もう、これはたまりませんな。

 

いったいどれだけの物量が押し寄せているのか、想像もつかないくらいだ。

 

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これは、まさに佐藤優が言うところの

植民地選挙だといってもいい。

 

 

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