なぜ沖縄に大量の陰謀ビラが飛散するのか ← 背後にいるのは宗教カルトだけではない ! ~ 昭和の妖怪、岸信介と「新しい憲法をつくる国民会議」
選挙のたびに大量にバラ撒かれる陰謀ビラの謎
なぜ沖縄には
このような出所不明の謀略ビラが大量にバラまかれるのだろうか。
選挙の時だけではないが、
選挙となると、デマビラのすさまじい飛散状態となる。
6月7日の沖縄県議選の投開票を踏まえてだろうか、各戸に何度もこうしてポスティングされていくこれらのカラーチラシは、
いったいどこの誰が作っているのだろうか。
資金源はいったいどこから出ているのだろうか。
昨日、再び宜野湾で23日、またこんな不明ビラがポスティングされていた。
なんだこれ・・・
誤った事実認識の上に、もっともらしく奇論を展開するこの手のビラは、最近ではカラー印刷でなおかつマンガの挿し絵などを配置し、さらに手が込んできたようにも思える。
いったい、どのような団体がばらまいているのか。
ビラには、ありがちな団体名「沖縄・万国津梁の会」と電話番号しかなく、ホームページや住所もない不審な団体であるが
手掛かりになるのは、またしても、この電話番号。
このような怪しいカルト系極右団体は、なんの実態もない名前の団体名を雨後のタケノコのように生やして活躍するが、電話番号はだいたい一つである。
はい。
いつもの當山正範さんですよ。
世日フォーラム當山正範と「新しい憲法をつくる国民会議」
沖縄デマは複雑に絡み合った基地利権の暗い闇から生まれでる -「普天間は原野」の普天間デマを醸した世日 (統一教会) と日本会議とチャンネル桜
この人物、
これまでも大量のビラをバラまいてきたが、
沖縄デマビラ物語 ① 沖縄で選挙になると大量に飛散するデマビラの謎。それでは、ここで質問です。これらのビラはどの宗教関連団体が出したものでしょう !? - 「沖縄・万国津梁の会」とは !?
あきらかに怪しさ満載の
県民投票デマ ⑦ 毎度ですが宗教極右系デマビラが飛散。見かけにだまされるな ! 普天間返還を口実に、那覇空港まで米海兵隊に提供する気の『辺野古移設をみんなで考える実行委員会』の正体とは !?
カネだけはしっかりかかっているが、
中身だけではない。いたるところ誤植だらけの気持ち悪さ。
この 當山正範 氏の肩書 (過去のものも含む) をもう一度、ふりかえってみよう。
① コザ生コン工業(有) 専務 / 生コン工業合資会社専務取締役
② 名護市を豊かにする市民の会会長 (辺野古基地推進)
④ 新しい憲法をつくる国民会議 評議員 (=自主憲法制定国民会議)
⑤ 三善会 会長 (上原正稔パンドラの箱掲載拒否訴訟を支援する会)
⑥ 世日フォーラム沖縄 代表幹事 (統一教会、世界平和統一家庭連合)
➆ 沖縄・万国津梁の会 代表
⑧ 辺野古移設をみんなで考える実行委員会
➈ 公益財団法人 協和協会 会員 (岸信介)
※ 沖縄市コザ生コン専務、宜野湾の「地元民」、名護「市民の会」、どこがほんとの住居地ですかね。
これらの「多彩な」活動と大量の名物ビラを支える資金はいったいどこから出ているのであろうか。
今回は、當山正範氏が評議員をしているという ➍ 新しい憲法をつくる国民会議 をご紹介したい。
この会の初代代表は、
みなさんご存じの、あの人物である。
安倍首相が心酔するおじいちゃん・岸信介の戦争犯罪! アヘン取引でブラックマネーを集め戦争を遂行 (2015年8月16日) - エキサイトニュース
現在は、岸伸介の設立した協和協会、時代を刷新する会、等の代表を務める清原淳平が「新しい憲法をつくる国民会議」の会長をつとめている。
清原が岸の設立した4団体を継承するに至った経緯の説明として、清原自身が統一教会の機関紙「世界日報」に寄稿した記事をホームページに上げている。
清原淳平が、岸元総理の設立した4団体の実務執行役員を務めることとなった経緯については『証言・安保改定と岸元首相(「世界日報」平成22年1月25日~26日)』 をご覧ください。
岸信介と「新しい憲法をつくる国民会議」
統一教会の機関紙「世界日報」は「本土復帰」前から沖縄に足場を築き、配布地域を拡大した。世日の二大拠点、東京と沖縄。後者の拠点の方には、明確な幾つかの政治的意図があった。
岸信介の「新しい憲法を作る国民会議」の役員名簿の中に、この、沖縄の世日フォーラム代表幹事、當山正範がいる。
岸信介の「新しい憲法を作る会」と、生長の家と旧軍関係者、日本会議との関係はこちらから。
この憲法改正のための団体の中身は、実質的には、統一教会や分離後の生長の家原理主義のシンパがごっそりと入っていると思われるが、それは会長の清原自身が、世界日報の記事を自分の後継者としての記録としてあげていること、そして、統一教会世日フォーラムの當山正範が評議員に入っていることからも明らかである。
つまり、
當山正範が相当な資金力と結束力を持ちながら沖縄で活動できる背景は、彼が世日フォーラム沖縄の代表幹事、統一教会の幹部であるということだけではない。
彼は岸信介が設立した「新しい憲法をつくる国民会議」と「協和協会」のための沖縄の枢軸であり、そのロビー団体と連動する安倍政権の「新憲法制定議員同盟」が控えているからである。いわば、「昭和の妖怪」チルドレンである。
めんどくさい細々とした仕事はカルトが担う。
だから自民党の議員は、沖縄に来てもこっそり新興宗教団体詣でをする。
実によくできた仕事分担である。