沖縄デマに騙されてませんか ➁ 沖縄ではない写真や情報を貼って、偽物の「沖縄のお話」を拡散する沖縄フェイク事例 - 岩国も厚木も沖縄と思っているのか、底なし蟻地獄のネトウヨ知
今時点で 2.1万人の「いいね」がついているニセの「沖縄のお話」
現在「沖縄のお話」として 2.1万人に「いいね」されているツイートとは
底なしのネトウヨ知。
どうやら、
いま、2.1万人のツイッター民が「いいね」している、このツイート。いわゆる、沖縄の地元民は、実は米軍基地を歓迎してる、でもその現実が「なぜか大々的に報道されない」、という定番のウヨ投稿のようだが。
何故か大々的に報道されない沖縄のお話pic.twitter.com/0gXNgsRWxc
— 平成を忘れないbot (@HEISEI_love_bot) September 8, 2019
昨日の時点で 1.5万人。いま時点で 2.1万人のネトウヨ釣り。
びっくりだが、下記に確認するとおり、明らかに沖縄ではない情報を貼って、それでも拡散し続けるという、情報リテラシーのカケラもない、ツイッター民の底なし蟻地獄の様相を呈している。
写真① 桜チャンネラー・ウヨ弁士「大高未貴」の週刊誌ネタ
一枚目の写真はチャンネル桜のウヨ弁士、大高未貴氏のツッコミどころ満載の怪文書ではないですか。
だいたい軍雇用が「公務員並みの厚遇」と書いてる時点で終わり。やり直し。そこからちゃんとリサーチして帰れって話だ。彼女は軍雇用の平均収入のデータをここで書いてはいない。知ってはいるが、書けないんだよ。公務員なみの厚遇どころではない。
写真➁ 「沖縄のお話」といいながら、岩国基地の話
アホすぎる。
岩国基地は沖縄ではないですが ???
沖縄だと思ってるんか、このネトウヨは???
しかも岩国基地は 2006年、井原市長のもとで、米軍再編成に伴う岩国への基地の移動に関して、住民投票を行った。基地での仕事のために引っ越してきた住民もいるかもしれないが、岩国住民が海兵隊の基地拡大にどれだけ反対してきたか、ほんとうの岩国市民なら知っているはずだ。
厚木移転問う岩国住民投票 (2006年3月12日)
反対 43,433票
賛成 5,369票
写真➂「沖縄のお話」といいながら、厚木基地の住民の写真
大丈夫か、
沖縄のオスプレイの話ならともかく、
この撮影時点でオスプレイたった1機が過去3回飛来しただけの厚木基地で、それでオスプレイの騒音がたいしたことないと語る一人の男性を紹介している (笑)。
しかもかっなり前の取材だろう。おそらくは平成26年頃の話かなにかだ。
沖縄の普天間基地では、2012年から22機の MV-22 オスプレイが夜間も屋根上を飛びまわり、そのうちの2機は墜落という、すべてにおいて異常な現実を、一機が3回やってきたという厚木基地と比較できるんだろうか。
2018年、横田基地に本土で初めて5機の CV-22 オスプレイが配備された。たった5機でも、すでに深刻な被害が出ているようだが !?
嫌われ者の横田 オスプレイCV22、地元住民の心を考え「対応する」と答えた数日後 → 嘉手納に「暫定配備」 でやってくる
オスプレイがヘリよりましだと思っている本土の皆さん !
ぜひ念願のオスプレイ付けて普天間基地ごと、本土に差し上げます。ぜひ名乗りを上げていただきたい。
写真④「沖縄のお話」といいながら、写真➁と同じく岩国の話
さて、これも岩国基地のことだと書いてあるがね、
いったいこの投稿を「いいね」してる日本の2万人は、そのことすら理解できているんだろうか (笑)。
写真➁ とまったく同じ内容を語る、似ている二人の男性。写真➁ ではサングラスをしているが、まず似たような岩国在住の中年男性の意見ばかりを貼り、もう現実の沖縄の話とはまったく関係ない話になっている。
また、この写真の右上には Anchor というニュース番組のロゴが映っている。関西地方で、関西テレビによって 2006年4月3日から2015年3月27日まで放送されていたニュース番組ということだが、
その番組のアンカーパーソンは「そこまで言って委員会」の番組司会もやっていた山本浩之アナウンサー。
読売テレビ『そこまで言って委員会』の沖縄ヘイトとデマ ① 恵隆之介デマ「反対派と思しき人が人糞をビニール袋に入れてバラ撒いていました」を地上波で垂れ流す、節操なき関西のネトウヨ番組
また、スーパーニュースアンカーでは、なんとあの最も低俗な沖縄陰謀論を売り込み、国会議員にまでなった青山繫晴がコーナーを持ち、青山が取材もやっていたという青山番組であるから、
この時点で、かなりお察しである。
壮大なデマと陰謀論の創作、青山繁晴を重用し知名度を上げることに貢献した「関西テレビ」等、本土TVメディアは、責任とって青山デマを追及せよ !
そうして、この「スーパーニュースアンカー」が独自取材した人物の、(岩国の)「基地周辺で店を経営している」店とは、この人物の背後に写り込んでいる入れ墨、タトゥー・スタジオのことだろう。
「米軍が増えて、お金を使って、そのお金を落として、お金が回って、町が潤ったら、わしらはいいと思う」の、「わしら」とは誰なのか。
たとえば、日本の和彫りは海外ではとても有名であるし、人気があるので、米兵相手の入れ墨スタジオが基地の周辺に集まってくる。
ある有名なタトゥースタジオは、「三沢・横須賀・岩国・佐世保・沖縄」で展開しているが、むろん、すべて米軍基地の周辺に店舗を持ってきているわけだ。
岩国のような閑静で歴史ある小さな町では、タトゥースタジオの顧客は、年ごとに次々と入れ替わってやってくる米兵がとても大きな収入源となる。
沖縄でも同じことが言えるのだが、たとえば米軍基地の周辺には県外から仕事のために移住してくる人々も一定数いる。もちろん、そういう県外からの移住者も、昔からの住民と同じ「地元民」だが、むろん、基地の収入をもとめている人々の声だけが、地元民、「わしら」の声ではありえない。前述するように、岩国市民なら、当然、この住民投票の結果は知っているだろうからだ。
厚木移転問う岩国住民投票 (2006年3月12日)
反対 43,433票
賛成 5,369票
ところが、これらの背景のすべて情報を切りすてられ、一部を拡大表示されたとき、ソースを確かめるという情報リテラシーの基本知識や、基地問題の予備知識がない人々は、ああ、そうなんだ、と、いとも簡単に印象を刷り込まれる。
この「平成を忘れない bot 」@HEISEI_love_bot は、厚木も岩国も沖縄だと思っているのだろうか、恐るべき平成の忘却と無知である。
「沖縄のお話」といいながら、沖縄とは異なる写真を貼って拡散される沖縄デマ
デマと情報の歪曲を拡散するネトウヨ知の特徴の一つをここで上げておきたい。
ネトウヨ弁士は自らの情報の虚偽と歪曲を隠すために、情報の出典 (ソース) といったものを極力出さない。あるいは見て見ぬふりをする。
写真 ① に上げた大高氏の三流週刊誌記事など、その典型であり、軍雇用が公務員並みといいながら、平均年収の比較もなく、日当デマの情報源も示さず、ファクトではなく自分のオピニオンだけで話を展開する。
ところが、そうした欠陥だらけの欠陥商品を、まっとうな情報だとすぐに信じて拡散する人間が、この日本には多すぎる。
恐ろしいのだが、この偽物の「沖縄のお話」、すでに九月九日の今時点で 2.1 万の「いいね」がついている。
自分に都合よければ、その話がウソでも偽物でもかまわない、そんな風潮がネットを席巻し、日本の民主主義を脅かしている。
愚者の饗宴
底なしのネトウヨ知
何故か大々的に報道されない沖縄のお話pic.twitter.com/0gXNgsRWxc
— 平成を忘れないbot (@HEISEI_love_bot) September 8, 2019