あまりにウヨウヨしい、宮古島「オール男性」市議による石嶺市議への辞職勧告決議
さても、あきれたものですな。
仕込まれた大量な悪質ネトウヨ動員を足掛かりにし、
昨日、女性市議に辞職勧告決議をウヨウヨしく提出してきたのは、この宮古島市議会 「オール男性」市議 の皆さんだ。
(赤文字で示された20名の議員)
1 前里 光健 ⇦ 途中議会退席議員
2 下地 勇德 ⇦ 途中議会退席議員
3 濱元 雅浩
4 棚原 芳樹
5 粟国 恒広 ⇦ 途中議会退席議員
6 仲間 賴信
7 國仲 昌二
8 石嶺 香織
9 平良 敏夫 ⇦ 途中議会退席議員
10 上地 廣敏 ⇦ 途中議会退席議員
11 仲間 則人 ⇦ 途中議会退席議員
12 西里 芳明 ⇦ 途中議会退席議員
13 高吉 幸光
14 富永 元順 ⇦ 途中議会退席議員
15 新城 元吉
16 上里 樹
17 嵩原 弘 ⇦ 途中議会退席議員
18 下地 明 ⇦ 途中議会退席議員
19 佐久本 洋介 ⇦ 途中議会退席議員
20 平良 隆 ⇦ 途中議会退席議員
21 前里 光惠 ⇦ 途中議会退席議員
22 山里 雅彦
23 池間 豊
24 下地 智
25 垣花 健志 ⇦ 途中議会退席議員
26 新里 聰 ⇦ 途中議会退席議員
以上、昨日、女性議員に不可解な辞職勧告を提出した 20名の宮古島ミソジニー市議リストとなっております。
いやあ、すごいですなあ。
なかでも驚愕なのが、嵩原弘氏。
どんな面持ちでイソイソと辞職勧告決議に印を押したのか、ぜひともこの目で確認したかったものである。(その理由はのちに述べる。)
そのまえに・・・
最近の FB デマ投稿といえば有名なのがこの人。
先月2月14日、
南城市の古謝市長は、Facebook 投稿で、辺野古の「活動化 (原文ママ) の過激な人」たちのせいで、「中城の海保職員の若い隊員が二名自殺した」「シェアしましょう」とデマを投稿した。
このデマに対し、古謝氏は当初は、「私は嘘はつきません。会見もします。」「私を甘く見ない方がいいですよ」などと息巻いていたが、
海保では一切そのような事実が確認されなかったということが確認されても、一向に謝罪や修正もなく、約束したはずの記者会見も逃げ続け、
そうして、平然と何事もなかったふるまいで市長を続けている。
彼に言わせれば、私人としての FB 投稿には、なんら公人としての責任はないらしいのだ。
ほう、そうなのか。
参考になる見解ではないか。
なぜ石嶺氏の FB 投稿だけが問われるのかね。
古謝市長の言うように、
FB 投稿には、なんら公人としての責任がないのであれば、
お次は、堂々と 市議会の議場でデマを醸しあげた 宮古島市議、
嵩原弘氏を例にあげよう。
市会議員の発言問題が相次いでいる沖縄県宮古島市ってどんな所? - NAVER まとめ
二年前、2015年12月18日のことだ。
なんと、嵩原氏は市議会の議場、その一般質問の場において、辺野古反対運動の参加者は、「辺野古基金からの日当と弁当付きでデモをしている」などといい放ち、大問題となった。
のちの取材で、この市議は、実際には「日当や弁当の受け渡しは見たことはない。インターネットで情報を得た」と、いわゆる「所詮ネットのネトウヨ症候群」ぶりをイタくも発揮。
しかも、この議場でのデマ発言に対して、嵩原氏は、議員辞職勧告を受けるどころか、石嶺氏のような誠実な謝罪対応や訂正すらしていない。
いまもつるりと市議を続行中だ。
さ・ら・に、
ここが笑いのツボなのだが、
嵩原市議、その人物だよ、
今回の女性市議に対する辞職勧告決議にウヨウヨと名前を連ね、印を押しているのは。
FB どころの話ではない、自分が市議会でぶちまけたデマに関しては知らぬ存ぜぬで、いや、まったく人間としてどんな精神構造になっているのか理解しかねる。
さらにいえば、
その下の西里芳明市議。
あなたも昨年話題になりましたね、
3月17日宮古島市議会の一般質問で、西里芳明市議が子どもの貧困対策について「やりすぎだと思う」と発言しました。宮古島市議会で西里芳明議員は「(子どもの貧困対策)これ僕はやりすぎだと思いますよ」「そんな子どもたちにそこまで手厚くしてやる必要があるのか。私は子どもは貧乏だからこそ向上心を持って進歩するんじゃないかなと思いますので」と発言しました。
人事不省か !
島の貧困対策は「やりすぎ」なのか ( ゚Д゚) !
おいおい、
この者たちは、こんなにメディアを賑わいさせる問題発言を垂れながしながらでも、謝罪も弁解もなく、のうのうと公職に居座り続けているというのに。
いったい、どういうことなんだ。
なぜ石嶺市議だけが辞職勧告を受けるのか。
スネに傷あるものたちが、
揃いも揃ってがやがや騒ぎだて、
この女に「石を投げろ」と叫びあげる。
なんだかあの二千年前の投石処刑 (stoning) の話をほうふつとさせますな。
彼女が
26人中、唯一の女性市議だからか、
子育て中の新米市議だからか、
「内地嫁」だからか。
おそらく、
それらすべてだ。
昨日の議会中、石嶺市議の一般質問に入ると、議長の制止も無視して市議15名が申し合わせたように席を立ち、議会を中断させた。
仲間則人、粟国恒広、富永元順、西里芳明、垣花健志、新里聡、前里光恵、平良隆、下地勇徳、前里光健、上地廣敏、佐久本洋介、下地明、嵩原弘、平良敏夫、の十五名。
今どき小学生でもこんな幼稚な女子イジメはかっこ悪いとそしられる、
そんな古めかしさではないか。
21世紀の日本に突如として現れた時代錯誤ミソジニー議会ここに極まれり。
20人の「オール男性」市議たちが、
沈みゆく男性中心主義の朽ちた船にのりこんだ。
軽い気持ちで女性市議の辞職決議にのっかったのなら、
今からでも遅くない。
基地と隣合わせの生活を強いられる女たちの恐怖と苦しみの歴史、
女たちの声は現実のものだ !
宮古市議会よ、
女たちの声を圧殺するな。
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市議会に皆さんの声をとどけようではないか。
軍による性暴力に苦しんできた女たちの長い歴史を声にした議員を排除しようとする動き、自衛隊配備に反対して声をあげる女たちを沈黙させようとする議会に対し、メッセージを。
今、石嶺議員を擁護する応援メールを、
良心の言葉を、宮古島議会に送りましょう。
ネトウヨに屈するな !
宮古島の女性たちの声を守れ !
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宮古島市議会シリーズ