東京MX『ニュース女子』の放送打ち切り決定 ! 極右企業 DHC とも決別か - 次に問われるのは、むろんあの制作会社ボーイズだ
石工たちが石を穿つ。
どれほど固く割れない石でも、
それでも何度も何度も何度も石を穿つ。
そして、ついにあの瞬間がくる。
永遠に割れないかに思えた硬い岩石が、大きな音を立てて割れる瞬間だ。
沖縄ヘイトとデマを地上波で垂れ流した東京MXの『ニュース女子』に抗議するため、たくさんの人々のおびただしい労苦と時間が費やされた。BPO も動いた。
しかし、放送した東京 MX も、番組制作した大手化粧品会社 DHC も、当初の姿勢から何一つまともな反応を示すことはなかった。つまり何らの弁解や謝罪もなし。それどころか、DHC のだした『見解』というものは、開き直りどころか、とんでもないヘイトとデマに満ちたものだった。
そして、この恐るべき極右企業 DHC も、その巨大スポンサーに牛耳られている東京 MX も、実際にこの番組を制作したボーイズも、人々の抗議の声など聞こえていないふりをしつづけた。
彼らの感覚では、関西のテレビ番組『そこまで言って委員会』などで公然とやってきた沖縄ヘイトデマ番組の延長を、関東でやってこれだけの反対の声が沸き起こることが理解できなかったのだ。
なんど叩こうとも崩れぬ岩のように思えた。
しかし、あのニュース女子沖縄特集の放送から一年と二か月が過ぎ、やっと MX が一つの答えをだした。
番組の打ち切り。
しかし、釈然としない。
それだけで済ますのか? 何らの公式の見解も謝罪もなく、番組を打ちきりしただけで済ますというのか。
東京MX は必ずや DHC と決別してほしい。
そして正式な声明と謝罪と、沖縄ヘイトデマの検証番組に社として取り組んでほしい。
3/1(木) 3:21配信
昨年1月に沖縄の米軍基地反対運動について伝えた東京メトロポリタンテレビジョン(MXテレビ)の「ニュース女子」に批判が出ていた問題で、MXが番組の放送を今春に終えることを決めた。事実上、放送を打ち切ることになる。関係者が朝日新聞の取材に明らかにした。
ニュース女子は、化粧品大手ディーエイチシーのグループ会社「DHCテレビジョン」が取材・制作し、MXが完成版の納品を受けて放送している。問題になった昨年1月2日の放送回については、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会が昨年12月、MXが番組内容を適正にチェックせず、中核となった事実についても裏付けがないとして「重大な放送倫理違反があった」とする意見を公表していた。
関係者によると、批判を受け、MXは自ら番組の制作に関与したいと申し入れて交渉していたが、DHC側から断られたという。このため、今春の番組改編に合わせて番組の放送をやめることを決めた。
ディーエイチシーは、MXにとって最大級の取引先。2016年度の有価証券報告書によると、売上高の11・5%を占める。関係者によると、平日午後に放送しているディーエイチシー関連の美容番組も放送を終える可能性があるという。(田玉恵美)
ここまでくるのに
一年と二か月かかった。
ここまで長い間の抗議活動をたゆまず続けてこられた関東のみなさんにたいして、尊敬の念と感謝でいっぱいだ。
しかし、これは日本のヘイトとフェイクニュースの現場における、始まりの一歩だといえるだろう。
むろん、次は関西のひとたちとも手を携えていきたい。
制作会社ボーイズ、
長年、関西で沖縄や在日外国人のヘイトデマを地上波でやらかしてきた、あのヘイトの牙城、『そこまで言って委員会』だ。
それまで、
何度でも何度でも何度でも。
我々は石を穿つ。