県民投票デマ ② 下地ミキオ衆議院議員、辺野古の工事は「来年の3月には終わる」ので、「終わることに対して県民投票しても仕方がない」← 嘘 - 結局 74億の大米建設 JV 辺野古埋め立て工事しか頭になかったブレブレ建築利権議員
辺野古の工事が来年の3月には終わる !?
この世で
最もお笑いな県民投票デマが登場した。
しかもそれ、現職の国会議員が語っているから、なおさら情けない・・・。
下地ミキオ。
57歳。
さすが大米建設の二男で、
政治資金は野党で全国ダントツ一位*1 だが
得票率はわずか22.5%。
で、みごと落選。
・・・したはずが
翌日に比例復活した
維新の衆議院議員である。
比例という名で本土から押しつけられる辺野古新基地建設推進派、建築利権議員。
この人物の思考も、もしや底なしのマヨネーズ構造なのだろうか。
県民10万筆の署名で決定した県民投票を、「すべきでない」という、下地ミキオの反民主主義的な主張が、
嘘と妄想と陰謀論ばかりで、
ちょっと引く。
まず、
引用しよう。
この時、思わず飲んでいたコーヒーを噴き出したくらいなのだ。
(県民投票すべきでないという理由の) 第二に、政府はもう既に工事に着工しており、来年の3月には終わる見込み。「終わることに対して県民投票しても仕方がない」と言う。
「沖縄県民投票すべきでない」日本維新の会下地幹郎衆議院議員 | NEXT MEDIA "Japan In-depth"[ジャパン・インデプス]
はあ?
まだ大浦湾の埋立見通しも立っていないのに、
なんと三か月で終わる !?
これ観て下さい。
— Madoka🌏デニーさん応援✨💗 (@madoka8madoka) December 9, 2018
【辺野古の軟弱地盤について、厚さ40m、長さ1㎞もある軟弱地盤を工事する(加藤先生)】
無理だよ。こんな深く長いマヨネーズ地盤の上に硬いの乗らないです。工事終わらないです。無理無理!工事永遠に終わらないよ。。#辺野古 pic.twitter.com/Dvwosxhqkl
大米建築の二男が
いったい何を言っているのか、
理解できる人がいたら教えてほしい。
これは、何かの植字ミスなのか、それとも辺野古基地工事に詳しくない人々を騙す悪質なデマなのか、
しかも、
下地ミキオは、むろん来年の3月に工事が終わらないことをよーく知っているはずだ。
後に見るように、下地一家の大米建設は、辺野古の第2工区の埋め立て工事を、JV (Joint Venture) で73億7694万円 ( ! ) でご落札。埋め立て工事の工期は2020年3月31日までとなっている。
実に下地ミキオはいい加減である。
ここで何をもって彼が工事完了と言っているのか、
今スタートしたのは辺野古海域の埋立て。大浦湾側の埋立など見通しすら立っていない。
ところが、下地議員は、自分の実家の大米建設が入札した二工区の工期終了の3月31日をどうやら「工事の終わり」と考えており、
その上、その工期終了も2020年であることすら忘れているのである。
つまり、
自分の会社の工期のことしか頭になく (笑)、
しかもその終了年も間違えている。
ともかく、
とんでもない嘘を根拠に
県民投票に「意味がない」と語る、
辺野古埋立が中止になれば、一番困るのは自分の建設会社の JV が受注した73億円というミエミエの本音が見え隠れ。
こういう
沖縄の基地利権で生きている
土木議員の自分会社主義を何と呼べばよいのか。
沖縄が選んだ議員などではない、
比例というシステムで
本土から
沖縄に押しつけられている
沖縄基地建設の土木利権議員である。
しかもこの記事、
あの沖縄県知事選挙ファクトチェック FIJ (ファクトチェックイニシアティブ) の参加メディアの一つであった Japan In-depth の記事なんだよな。
トンデモな嘘と陰謀論のフェイクニュースをそのまま掲載し拡散。つまり、保守系メディアが語るファクトチェックの限界値がこれなのか。
以下、
時間の浪費だとは思うが
下地議員のグダグダ沖縄陰謀論
時間あればご一読を。
- ✖ 下地発言「今回の選挙は基地問題ではなく弔い合戦」
- ✖ 下地発言「玉城氏の勝利は移設反対派の勝利ではない」
- ✖ 下地発言「 (玉城票39万はすべて基地移設反対派と思われているが、そうではないことが明らかになることが) 国との関係の中でマイナス要因になる」
- ✖ 下地発言「最高裁判決が出ているものを県民投票するのは間違い」
- ✖ 下地発言「来年の3月に工事は終わる見込み、終わることに対して県民投票しても仕方ない」
- ✖ 下地発言「県民投票には五億円ものお金がかかる、やる意味があるのか」
- 下地ミキオ名物、グダグダ論法。支離滅裂な結論なき非論理。
- 下地ミキオ、一貫した論理的な意見を持てない回転マシン
| NEXT MEDIA "Japan In-depth"[ジャパン・インデプス]
投稿日:2018/12/10
✖ 下地発言「今回の選挙は基地問題ではなく弔い合戦」
正解 → 今回の県知事選挙は既に決まっており、翁長前知事死去で二か月早まっただけ。「弔い合戦」という言葉を繰り返し印象操作を続けてきたのは実は自民党側であり、デニー側は「新時代沖縄」がテーマだった。
✖ 下地発言「玉城氏の勝利は移設反対派の勝利ではない」
正解 → 明快に新基地反対を主張してきた玉城氏。今回の県知事選挙が「基地が争点ではなかった」と思っている間抜けがいるとしたら、選挙期間中、見ざる聞かざるをつづけてきた下地氏だけだろう。
今年9月、前知事が現職のまま亡くなるという異例の事態の中で、沖縄県知事選が行われた。
日本維新の会で政調会長を務める下地幹郎衆議院議員(沖縄1区)をゲストに迎え、現在そしてこれからの沖縄の姿について、政治ジャーナリストの細川珠生氏が話を伺う。
沖縄県知事選の結果、普天間飛行場の辺野古移設反対の翁長前知事の方針を引き継ぐ形で、玉城デニー氏が新知事に選出された。この結果を受けて、基地移設に反対する県民の意思が表明されたとする報道が相次いだが、細川氏は「沖縄県民の真意がどこにあるのか分からない」と話した。
これに対して下地氏は「今回の選挙は基地問題ではなく弔い合戦」とし、移設問題に対する県民の民意が表明されたというよりは、前知事が現職のまま亡くなったという特異性が今回の選挙の一番の特徴だと話した。選考委員会によってではなく翁長前知事の遺言によって玉城氏の立候補が決まったことや、出馬表明や政策発表の場に翁長氏の遺影や帽子などが置かれていたこと、玉城氏の妻の単独インタビューなど、「弔い合戦としてのシナリオが今回の結果」だと話す。よって「玉城氏の勝利は移設反対派の勝利とはならない」と述べた。
10月31日には「辺野古米軍基地建設のための埋め立ての賛否を問う県民投票条例」が公布、施行された。細川氏は「今回の特殊な状況は選挙の弔い要素を強め、その結果、県民も冷静に判断する間もなく知事選を終えたということか」と疑問を呈し、「それがあっての県民投票ということなのか」と、基地移設についての県民投票が行われようとしている背景について下地氏に尋ねた。
下地氏は今回の県民選について、「県民が冷静に判断をしなかったとは言えないが、今回のようなケースは初めてだった」と改めて特殊な事態だったことに言及し、それが原因となって「基地問題や経済政策よりも、前知事が亡くなったということに焦点が当たった選挙」になったのだとした。
✖ 下地発言「 (玉城票39万はすべて基地移設反対派と思われているが、そうではないことが明らかになることが) 国との関係の中でマイナス要因になる」
正解 → また意味の分からないゴタクをならべましたね。
更に下地氏は「県民投票をするのは間違い」だとし、その最も大きな理由について、「県民の5割は選挙に行かないだろう。(改めて県民投票をすれば、基地移設反対派が)玉城氏が県知事選で獲得した39万票以下になる可能性もある。そのような数字が出てしまえば、沖縄にとって国との関係の中でマイナス要因になるのではないか」と述べた。9月の県知事選で玉城氏が獲得した39万の票について、現在は全ての票が基地移設反対派だと考えられているが、県民投票をすることで39万全票が反対派の意見ではなかったことを敢えて明らかにすることになるのではないかと言う。
✖ 下地発言「最高裁判決が出ているものを県民投票するのは間違い」
正解 → 下地氏は国会議員のくせに、なぜ理解できないのだろうか。
前翁長知事は 2015年10月、仲井真知事の辺野古の埋め立て承認に瑕疵があったとして、取り消した。それは法廷闘争となり最高裁判決がでた。
その後、沖縄県は、2018年8月31日、沖縄県は埋め立て承認を以下の新たな理由で「撤回」した。
〇埋め立ての承認後に新たに軟弱な地盤が見つかった。
〇沖縄防衛局が策定したサンゴやジュゴンなどの環境保全対策に問題があること。
わかりますか。全く別物の争点だという事。
さらにいえば、県民投票は住民の署名によって憲法と地方自治法で保障された権利として保障されている。
10万筆の県民の署名を「意味がない」という議員は、民主主義と請願の権利を「意味がない」と豪語するバカ者と同じである。
下地氏が県民投票に反対する理由は他にもあると言う。第一に、「最高裁判所の判決が出ているものを県民投票するのは間違い」だと言う。県民投票というのは司法に訴えない場合に民意の中で取る手法であり、それを「自分たちで司法に訴えておいて思うような結果が出なかったから、再度県民投票をするのは違う」ということだ。
✖ 下地発言「来年の3月に工事は終わる見込み、終わることに対して県民投票しても仕方ない」
正解 → 3か月余りで終わる工事ってどんな工事だよ (笑)。結局、下地ミキオは大米建設の工期のことしか考えていないということだ。
第二に、政府はもう既に工事に着工しており、来年の3月には終わる見込み。「終わることに対して県民投票しても仕方がない」と言う。投票は県民投票条例公布日(10月31日)から6カ月以内に実施され、期日は玉城氏が決める。沖縄防衛局は近く工事を再開し年内にも土砂投入に踏み切る構えで、投票の実施時期が焦点となっている。
✖ 下地発言「県民投票には五億円ものお金がかかる、やる意味があるのか」
正解 → 3か月余りで終わる工事ってあああそうだ。やる意味がある。すくなくとも、5億円は、ほんの一部でしかない第2工区の辺野古埋立工事で大米建設 JV に流れる税金、73億7694万円 ( ! ) に比べれば、まったく微々たる金額でしかない。ましてや、今、反対しないと、辺野古基地建設にかけられる我々の税金は、それこそ何兆円という天文学的な数値となる。
第三に、県民投票には5億円ものお金がかかることを挙げ、「上述のように沖縄にとってデメリットばかりである県民投票を、それほどの大金をかけてやる意味があるのか」と疑問を呈した。
下地ミキオ名物、グダグダ論法。支離滅裂な結論なき非論理。
そして最後に、県知事選が沖縄の分断を招いたと言われていることに触れ、さらなる分断を招くかもしれない県民投票に踏み切ることに疑問を持っているとも述べた。
「今後玉城氏はどのような政策に出るとお考えか」という細川氏の質問に対して下地氏は、「玉城氏が下すべき最終判断は、国と今後4年間“喧嘩”を続けるのか、自分で違う提案をするのか、という2択」だと答えた。
「後者の選択をする方が望ましい」という細川氏の意見に対し、下地氏は「後者の選択を実行するのは難しい」と述べ、一概に後者の方が良いとは言えないとの考えを示した。対して細川氏は「確かに難しいが、“喧嘩”をしていても何も進まない」と述べた。
国と沖縄との争いを“喧嘩”と表現した下地氏は、「辺野古移設に反対の共産党や社民党は政治的な力を増大出来るので喧嘩好き」だと述べ、対立が止まない構図はそれが原因だとの考えを示した。細川氏は「確かに共産党や社民党はそうすることで存在意義が見いだせる」とする一方、「しかし、前進できる提案をするのが玉城氏の知事としての責任だ」との考えを示した。
埋め立て承認撤回後の経過知識もなく、
勝手に陰謀論を展開。
まさにその辺の陰謀論者と変わりない。
下地氏は条例を作る権利を持つのも埋め立ての認可権を持つのも沖縄県であることに言及し、「この2つの権利を行使すれば100年経っても防衛省は仕事が出来ない」と述べ、辺野古移設を阻止することが出来るはずなのに沖縄がそれをしようとしないのは、「喧嘩を続けるため」だと言う。「上述の2つの権利を使ってしまったら、沖縄が勝って終わってしまう」から、沖縄は敢えてそれらの権利を使わないとのだ、と分析した。
細川氏は「沖縄が“まだ移設問題で揉めている”と見られると、アメリカとの関係の中でも国益として失われるものが大きいのではないか」と述べ、沖縄の姿勢やその背景に疑問を呈した。
対して下地氏は「普天間基地は22年使い続けているが、発着回数などを減らしてもアメリカ側には何の問題もない」と述べ、基地問題がアメリカとの関係に悪影響を及ぼすとは考えにくいとの見解を述べた。さらに日本にとっても「淡々とただ喧嘩を続けているだけで、日本政府も何かをストップさせたりはしていない」ため、問題はないと述べ、その上であくまでも沖縄が喧嘩を続けようとしているだけだと話した。
最後に細川氏は「まず国の安全保障をどうするのか国政レベルでしっかりと考えて欲しい」と述べ、その上で基地問題について国政レベルで検討を続けていくことが重要だとした。一方で「現在動いている基地問題を短期で解決しなければいけないことを考えると、既に22年経っている普天間の問題が収まることが、日本の防衛体制を整えるという意味でも大事かと思う」と話し、国全体の問題として沖縄に向き合う姿勢が重要だとの見解を示した。
下地ミキオ、一貫した論理的な意見を持てない回転マシン
しかも、この Japan In-depth の記事『沖縄県民投票すべきでない』という投稿がでた、その同じ12月10日、
沖縄タイムスには『辺野古県民投票:県議会の決定「やるべきだ」下地衆院議員』という記事が。
辺野古県民投票:県議会の決定「やるべきだ」 下地衆院議員 | 沖縄タイムス+プラス プレミアム | 沖縄タイムス+プラス
下地幹郎衆院議員(維新)は10日、沖縄県名護市辺野古の埋め立ての賛否を巡る県民投票に関し、一部市町村で反対の動きがあることを念頭に、「県の最高意思決定機関の県議会が決めたものはやるべきだ」と述べ、実施すべきだとの考えを示した。那覇市内で開いた政治資金パーティーで語った。
下地氏は自身が4年前の知事選に出馬した際に県民投票の実施を主張していたことに言及し「辺野古を巡る裁判の判決が出る前に実施すべきだった」と指摘。このタイミングでの実施は「間違いだ」と主張した。
一方、県民投票反対の意見書には理解を示した上で「県議会で決めたものを市町村で反対だというのはだめだ。県が予算を持ってきたものを否決して実施しないというのは、間違いだと思う」と述べた。
これがブレブレ大王、
下地ミキオという人物である。
ブレブレ大王については、まずこの記事から。
比例復活で押し付けられるイミフな建築利権議員
— Osprey Fuan Club (@ospreyfuanclub) December 7, 2018
議員としての資質が問われる #下地ミキオ
どちらが「図に乗っている」のか、下地ミキオが石垣市民 15,134筆の署名を「図に乗って」とツイート
22.5% という得票率で比例復活当選した下地議員のトンデモツイートをご開帳!https://t.co/C9MJlZ6aJv
2014年の沖縄県知事選挙に出馬していたときの下地ミキオの公約
沖縄県民投票デマ、第一弾はこちらから。
【まとめ】
・下地氏が工事が来年の3月に終わる、というのは間違い。実家の大米建設が契約した工期を間違えて語っている。
・下地氏の論点は常に変わる。論理的でない。ブレブレの下地と呼ばれるゆえんである。一日で投票すべきでないから投票すべきと変わるだけではない。会話の途中で意見が変わる。県民投票に関しても日々意見が異なる。
・下地ミキオの心・体の所属は、沖縄ではなく大前建設。典型的な基地建設誘導の土木利権議員であり、辺野古の2工区の埋立で、大米建設は JV で防衛局と74億円近い契約を結んでいる。
*1:
政治資金も「自民1強」…麻生氏首位、2億円超
読売新聞 2018年12月08日 08時52分
2017年の政治資金収支報告書(中央分と地方分)によると、国会議員の収入トップは麻生副総理兼財務相の2億5817万円で、全議員で唯一、2億円を超えた。収入額の上位は自民党議員がほとんどで、閣僚や党幹部、ベテラン議員が目立つ。
上位10位は自民党が独占し、2位は穴見陽一衆院議員(1億9343万円)、3位は西村康稔官房副長官(1億8160万円)だった。安倍首相は5位、茂木経済再生相は1億6654万円で9位につけた。甘利明選挙対策委員長、岸田政調会長もトップ10入りした。
閣僚ではこのほか、菅官房長官や平井科学技術相ら4人が1億円を超え、内閣の平均は9464万円だった。安定的な政権運営が続く中で、「自民1強」は資金面にも及んでいるようだ。野党のトップは、日本維新の会の下地幹郎衆院議員(1億4268万円)の15位だった。