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依田啓示氏のデマ ② 救急車デマ「機動隊の人が暴力をふるわれているので、その救急車を止めて、現場に急行できない事態が、しばらく、ずーっと続いていたんです」のウソ

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TOKYO MXが今年の1月に放送した「ニュース女子」沖縄特集について、BPO (放送倫理・番組向上機構) は「重大な放送倫理違反があった」とする意見書を発表した。 

 

BPO は独自の調査を重ね、その報告書は、依田啓示氏の発言が完全に悪質なデマであったという明確な答えを導きだした。

 

さて、そのデマ内容を確認してみたい。

 

依田氏が Tokyo MXニュース女子』で語ったのは、このデマ。

 

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依田『防衛局、機動隊の人が暴力をふるわれているので、その救急車を止めて、現場に急行できない事態が、しばらく、ずーっと続いていたんです。』

 

この人はどれだけ平気でうそがつけるのか、

もう、あきれかえるばかりだ。

 

①「防衛局、機動隊の人が暴力をふるわれている」→ デマ

まず、昨年の7月10日の参院選

島売りを圧倒的票差で蹴落とし反基地派の伊波議員を擁立した、その9時間後、安倍政権は最初の機動隊を高江に差し向けた。そして22日の写真がこれである。

 

7月22日の高江、県道を埋め尽くした機動隊の写真 - チョイさんの沖縄日記

 

で、市民が暴力をふるえば即座に逮捕されるだろう。そんななか、無抵抗の市民がどういう状態におかれたか、高江の地獄絵を私たちが忘れているとでも ?

 

 

車いすに乗っていた文子おばあさんにまで機動隊は乱暴に腕を引きはがし、文子さんはバスの金具で深い裂傷をおった。

 

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✖ → 機動隊の人が暴力をふるわれていた

〇 → 機動隊の人が暴力をふるっていた

 

② 「 (反対派が) 救急車を止めて、現場に急行できない事態が、しばらく、ずーっと続いていた」→ デマ

いつ反対派が救急車を停止させ、救急車が現場に急行できない事態がありましたか?

 

そんなことが一度でもありましたかね。

 

それが、「しばらく、ずーっとつづいていた」???

 

はてしなくデマずくめのユクサー (嘘つき) だよ、

この男は。

 

さて、BPO の独自調査も確認してみよう。

 

【保存版】BPO 意見書

基地建設反対派が救急車を止めたとのB氏 (依田啓示氏) の発言については、新聞社や他の放送局が国頭地区行政事務組合消防本部に取材したうえで、そのような事実はなかったと報道している。委員会も、念のため、同消防本部消防長に聴き取り調査を行った。

消防長の説明は、以下のとおりである。

  1. 2016年7月から12月までの間に、高江地区ヘリパッド建設現場付近からの通報は、20件あった。20件のいずれについても救急車の通行を妨害された事実はない。道が抗議活動やそれを規制する機動隊員等のため狭くなり、人を轢いてはいけないので徐行したことはある。
  2. 20件のうち防衛局職員、機動隊員を病院に搬送したケースが2件あったが、いずれも軽症。他の18件は抗議活動側が傷病者であった。
  3. 抗議活動側が傷病者であった18件のうち1件について、傷病者を収容した救急車が徐行運転を開始して間もない高江橋で、抗議活動側の人が救急車に対して手を挙げて合図し、救急車に停止してもらい、誰を搬送しているのかを確認したことがあった。救急車が停止した時間は数十秒であった。この事実が「救急車を止めた」と誤解された可能性がある。
  4. ヘリパッド建設現場付近以外の高江地区からの救急出動要請件数は、同期間中で計10件であり、ここでも救急車の通行を妨害された事実はない。
  5. 高江地区への救急出動は、東村平良地区にある国頭地区行政事務組合消防本部東分遣所からと、国頭村辺土名地区にある消防本部からの2通りがある。救急車の稼働状況によって、どの救急車が出動するかが決まる。
  6. 東分遣所から高江に出動する場合は、県道70号を北上するルートとなる。消防本部から高江に出動する場合には、(a)国道58号を東シナ海沿いに南下し、大宜味村内を東村平良方面に抜け、平良から県道70号を北上する反時計回りのルートと、(b)国道58号を東シナ海沿いに北上し、国頭村北部森林地帯を東西に横断する道路を抜け、県道70号を南下する時計回りのルートとがある。
  7. 119番通報があってから救急車が高江の現場に到着するまでの時間は、出動要請があった際の救急車の所在場所によって異なるが、東分遣所からの出動の場合は概ね30分程度、消防本部からの出動の場合は、(a)(b)のいずれのルートでも40分から1時間程度はかかる。
  8. 制作会社側からの取材は、本件放送前にはなかった。

委員会は、消防長から、2016年7月から12月までの高江地区ヘリパッド建設現場付近からの通報20件について、事故種別、救急出動要請があった時刻、救急車が現地に到着した時刻、消防署に帰署した時刻、出動した救急車の所属(消防本部か東分遣所か)などの、個人情報を含まない客観情報が記載された一覧表の提供を受けた。

この一覧表によれば、防衛局職員と機動隊員が搬送されたケースが各1件ある。いずれも東分遣所所属の救急車の出動であり、救急車が現地到着までに要した時間は、それぞれの救急出動要請があった時刻と救急車の現地到着時刻との差から計算できるが、(ⅰ)防衛局職員を搬送したケースでは25分、(ⅱ)機動隊員を搬送したケースでは31分であった。他方、抗議活動側が傷病者であった場合、東分遣所所属の救急車が現地到着までに要した時間の平均値は、29.75分(全12件。最短で22分、最長で42分)であり、防衛局職員らのケースと大差がないことが分かった。抗議活動に参加する人々が、自分たちの仲間を搬送してもらうための救急車の通行を妨害することは考えられないから、抗議活動に参加する人が搬送されたケースの29.75分という平均時間は、東分遣所所属の救急車が通行妨害のない状況で高江の現場に到着するまでに通常要する時間を表しているといえる。従って、防衛局職員と機動隊員が搬送されたケースも含め救急車はすべて通常要する時間の範囲内で現場に到着したというべきであり、救急車が、抗議活動に参加する人々によって妨害された事実は確認できない。

また、東村高江区長も、委員会の聴き取りの際、抗議活動に参加する人々による通行車両の“規制”などの行き過ぎた行動には不満を感じていたが、高江地区から出動要請を受けた救急車の通行が抗議活動により妨害された事実はないと述べている。

従って、(依田啓示氏の)「防衛局、機動隊の人が暴力をふるわれているので、その救急車を止めて、現場に急行できない事態が、しばらく、ずーっと続いていたんです」という放送内容については、裏付けとなりうる事実の存在が認められない。

なお、TOKYO MXの報告書によれば、反対派が救急車を止めたという内容は、B氏だけではなくB氏以外の地元住民1名からの「反対派が県道一杯に駐車しており、自分の車を含め事実上通行ができなかったが、同じ車列の中に救急車がいた」という情報をもとに放送したという。

しかし、本件放送をみてもこの地元住民の存在は確認できない。さらにTOKYO MXは、反対派が救急車を止めた事実はないと認めつつ、「反対派が起こした渋滞により救急車が現場に着くのが大幅に遅れた可能性がある」と説明するのが適切だったとしている。しかしながら、現地の消防本部の資料などによれば、救急車の現場到着が大幅に遅れたケース自体が見当たらない。反対運動による渋滞の列に救急車がいたという情報が仮にあっても、それは反対派が実力で救急車を止めたという本件放送の伝えた事実とは趣旨をまったく異にしており、到底その裏付けにならないことは明らかである。

 

BPO の意見書でも、今までの調査と変わりない事実が立証された。

 

つまり、真実は?

 

(1) 救急車の通行を妨害された事実は一度もない !

(2) 救急車の現場到着が大幅に遅れたケース自体が見当たらない !

(3) 一度もない事が「しばらく、ずーっと続いていた」わけもない !

 

 

依田氏の「防衛局、機動隊の人が暴力をふるわれているので、その救急車を止めて、現場に急行できない事態が、しばらく、ずーっと続いていたんです」という放送内容については、裏付けとなりうる事実の存在が認められない。

 

つまり、もっと明確にいいましょう。

 

しばらく、ずーっと続いていた、

などと語る依田氏の救急車デマ。

 

そもそも、その根底からして、

 

最初から終わりまで

デマだったということです。

 

依田氏のデマに騙されるな !