県民投票つぶしの「司令塔」、自民党・宮崎政久議員の「ご活躍」 - 4度落選して4度とも比例復活、比例で沖縄に送りこまれる自民党議員
宮崎政久 (自民系衆院議員) の作成資料、県民投票「否決」への道筋、勉強会で配布 (沖縄タイムス)
ほんとうに
こまった方だ。
この長野県出身の
弁護士で、
繰上げ「国会議員」の
宮崎政久氏というおかたは。
沖縄デマ・ヘイト本を共著、日本会議イベントで幼児の教育勅語の暗唱を称賛するミヤザキ政久が、総決起大会で「私をうちなーんちゅとして受け容れてもらえませんか」 と語っていた
とうとう新聞記事にもなりましたよ。
自民系衆院議員の作成資料に県民投票「否決」への道筋 勉強会で配布
2019年1月13日 05:00
名護市辺野古の新基地建設のための埋め立ての賛否を問う県民投票について、沖縄タイムスは12日までに、自民系衆院議員が作成し、保守系議員を対象にした勉強会などで配布された複数の資料を入手した。地方自治法(地自法)の解釈を示し、県の見解を否定する部分もある。住民から議員個人への損害賠償請求には「『門前払い』になる」と想定し、関連予算を否決することに対する議員の不安を払しょくする内容になっている。資料は予算案を否決する根拠となった可能性がある。
自民党関係者によると、弁護士資格を持つ宮崎政久衆院議員が作成した。宮崎氏は12日、取材に「内容は後日紹介したい。レジュメはごく一部で、勉強会の中では義務的経費か、そうでないかなど、いくつかの考え方を説明した。それを聞いて、決めるのは当然、議員個人である」と答えた。
資料を受け取ったある自治体の議員は「否決にはどうすればいいか、と協議している時に配布された。宮崎氏が精力的に動いていると聞いた」と話した。
資料では、関連予算を議会が否決した場合、地自法では市町村長が予算案を「執行できる」のであって、必ずやらなければならないわけではなく、「これに反して市町村長が予算案を執行することは議会軽視であり、不適切である」と展開している。
実際に市議会が予算案を否決したことで、県民投票に不参加を表明した市長は一様に「議会の意向を尊重する」と理由に挙げており、この意見が反映された可能性がある。
一方、昨年12月作成の別の資料では、議会が関連予算を否決した場合、「住民に対して損害賠償の責任を負うか」との項目では、「県民投票の結果に法的拘束力がない」「地自法で長と議会の『二元代表制』が採用されている」「県と市町村は対等な立場だ」と強調。「原告の法的利益、当事者適格を考えれば住民訴訟うんぬんは法的にあり得ない。たとえ提訴されても『門前払い』になると思慮する」と説明している。
県民投票の関連予算では、沖縄、うるま、宜野湾、宮古島、石垣、与那国の6市町議会で否決後、市町長が再議に付したものの二度目も否決。外間守吉与那国町長は「(不参加では)民主主義が軽々に扱われる」と経費支出を決定。態度保留のうるま市を除く4市長は「議会の意向を尊重する」と不参加を表明している。
➊「法の下の平等」が理解できない宮崎氏、ほんとうに弁護士なのか
沖縄弁護士会が、「一部の県民から県の意思形成に参加する機会を奪うことは決して許されない」として、全県で県民投票の機会が保障されるよう緊急声明を出しているにもかかわらず。
琉球朝日放送 報道制作部 Qプラス » 沖縄弁護士会が県民投票で声明を発表
地方自治法にのっとって決定した県民投票で、投票できる県民とできない県民が生じることは、法の下の平等の見地から「極めて不合理」だということ、
弁護士資格を持つという宮崎議員は
なぜ理解できないのだろう。
ほんとうに宮崎氏は「弁護士」なのだろうか。
➋ 4度落選するも4度比例復活し沖縄に送りこまれる自民の議員
二年前の衆議院選挙で、
大差で落選したはずの宮崎氏 (自公推薦) が、いきなり国会議員を名乗っているので、びっくりするが。
かなり保守の強い宜野湾や浦添でも票が取れない宮崎氏
県民のみなさんも
びっくりされていると思うので、
この日本会議で日本青年会議所の弁護士、宮崎政久氏について、簡単にまとめておきたい。
1965年、長野県上田市生まれ。弁護士修習地であったことから沖縄県に移住。
2005年、日本青年会議所沖縄地区協議会会長。
2004年、那覇市内に宮崎法律事務所を開設。現「弁護士法人那覇綜合」。
2012年、衆院総選挙で自民党沖縄2区から出馬。「日米地位協定全面改定」「オスプレイ県内配備の見直し」「米軍普天間基地の県外移設」(のちに公約破棄) など公約にかかげたが、照屋寛徳に約18,000票差の大差で敗北、しかし比例復活。
2014年、衆院総選挙で再び照屋に敗北、しかし比例復活。
2017年、衆院総選挙で再び照屋に敗北、落選。
四期ともすべて、
比例復活か繰り上げ当選。
いわゆる、比例で沖縄に押しつけられている自民党の議員である。
今回も九州の園田議員死去に伴い、繰上げ当選が決まったのが先月の11月22日、
そしてすぐさま、
こんな「ご活躍」。
大ごととなり削除したようですが記録しておきます。県民投票拒否マニュアルを作成して歓び報告する宮崎氏。
長野県からやってきて、沖縄で活躍する自民党議員の「役割」とは、こういうものですか。
➌ ボギー手登根や我那覇真子氏らネトウヨとコラボで反県民投票演説会
そして、
昨夜ですよ、これ。
絢爛豪華な沖縄右翼のスピーチ大会。
繰上げで国会議員になったばかりの宮崎氏を筆頭に、ここまで極右と一体化した自民が可視化されるのは、沖縄ならでは。
ボギー手登根とゆかいな沖縄自民。宮崎氏は右上の写真。
ボギーてどこん(再起動宣言おきなわ) on Twitter: "始まりました。… "
ボギーてどこん(再起動宣言おきなわ) on Twitter: "大リレー演説大会
極右団体「チーム沖縄」の代表、森田草士も登壇者の一人。そしてその創設メンバー小栗ヒロ、こと眞下雅弘も京都舞鶴からわざわざ沖縄入りし、ツイキャス中継。
そのチャット欄には、日本第一党 (在特会) の西村斉も登場していた。
日本第一党、西村斉も応援ツイート。
— ☠HITOSI☠ (@HitoshiOfficial) January 12, 2019
さて、この調子でいくと
宮崎議員がチャンネル桜に登場するのも、そう遠くないですな。
弁護士として、
法の下の平等を理解せず、
国会議員でありながら、
県民投票を潰すために画策し、
ネトウヨと一緒になって講演会。
国民に選ばれた議員としての
自覚が著しく欠落している。
日本の民主主義の腐食を加速させているのは
比例という制度にあるのではないか。
国民に選ばれている議員ではない。
自民に選ばれた議員
ミヤザキ政久。
その当面の使命は、
県民投票つぶし、だろう。
こんな議員
必要なのか !?