名護市長選挙メモ ④ 日ハムデマ拡散、そして何事もなかったかのように日ハムを歓迎する渡具知武豊 - 名護市長選を「諦めムード」で語るな、背後で何がどう動いたのか、メディアはきっちり検証せよ !
そして朝からこれである。
名護新市長・渡具知武富による日ハム歓迎の言葉 (琉球新報) にドン引きする。
名護市営球場は、2020年からの運用に向け、新球場の建設をおこなっているところであり、今年は、あけみおスカイドームとブルペンでの練習となります。選手の皆様には自然あふれるここ名護市で練習に集中してもらうことはもちろんのこと、ハードな練習の後は・・・。
新球場建設が進行中だった・・・。
市長になった途端、いままで言ってきたデマをコロリとひっくり返すのだ。
むろん、
こんなことぐらい最初から百も承知のうえで渡具知陣営は「日ハム撤退デマ」を流していた。
日本ハム清宮、二次キャンプ地・名護で自主トレ「段階を踏んでやりたい」
「日本ハム春季キャンプ」(16日、名護)
日本ハムの1軍本隊が、米フェニックス空港から羽田空港経由のチャーター機で那覇空港に到着。ドラフト1位・清宮幸太郎内野手(早実)はチームと共に名護に移動し、「あけみおSKYドーム」で自主トレを行った。
名護市長選の選挙期間だけ拡散されればいいデマ、
渡具知陣営は、そういうデマを大量に流した。
おもいつく限りの
いろんなデマを考案した。
そして、選挙は終わり、
日ハムはやってきた。
清宮もやってきた。
そして、
新市長となった渡具知氏は
しれっと歓迎の言葉を述べ、
新球場の建設を行っているところだと語る。
あたかも、
一週間前に就任したばかりの渡具知氏が
新球場建設をはじめたかのような言いっぷりで、
聞いているこちらが、おののく。
そして、
「日ハムは来ない」
「清宮はこない」
そう、燦燦たるデマを拡散していた奴らは
いま何の責任もとらずほくそ笑んでいるはずだ。
萩生田氏「日ハムが20年以上、キャンプを張ってきた名護のグラウンドは非常に荒廃していて危険。何年も前から球団側も言ってきたが前市長はそういうことすら弄れなかった。結果、名護で清宮選手は見れない。沖縄経済が上向きの中、名護は置いてけぼりという思いを市民の方々は抱いている」#primenews pic.twitter.com/QNoAEBV5E0
— 雨雲 (@N74580626) 2018年2月5日
『日本ハムは20数年間名護でキャンプをはってきた。しかし、名護のグラウンドが荒廃していて、プロが練習するには危ないと何年も前から言われていたが、結局何も手をうたず、日ハムはアリゾナのキャンプを長くした。残念ながら名護では清宮幸太郎は見れないんですよ』
#名護市長選挙 で基地推進派が流したとんでもないデマの数々。
— オスプレイ不安クラブ (@ospreyfuanclub) 2018年2月18日
その積極的な発信源は自公の議員らだった。#萩生田光一 衆議院議員、自民党幹事長代行が語るデマ。
知らなかったじゃない。彼らは全部知ったうえで、
稲嶺崩しのためにデマを流しているわけだ。#日ハムロスhttps://t.co/zBBNzmM6Ci
選挙のためにデマを拡散する。
真実 (Truth) などはどうでもいい、
大量のデマを拡散することが勝利を制すると考える。
ポスト真実選挙戦術、
その選挙手法を
なぜ日本メディアは検証しないのか。
日ハムロスなるハッシュタグを拡散する。
沖縄デマの影にかならずデマのテドコンあり。
そして、
日ハムの来沖後、
そのデマの矛盾をなんとか自己整合しようと
試みるネトウヨも存在する。
例えばこれである。
ネトウヨは、前市長のせいで名護から「撤退」した日ハムを、市長に就任してまだ一週間余りの渡具知氏が魔法のように取り戻してくれたと、
ほとんどハイパー脳ミソの世界を展開する。
そのうち、
来月の名護から始まるディズニーパレードも、
渡具知氏が呼び寄せたなどと言いだすのではないか。
名護市でミッキーに会える 3月24日にスペシャルパレード 東京ディズニーリゾート35周年で名護市が応募
【名護】名護市で3月24日、「東京ディズニーリゾート35周年スペシャルパレード」が行われる。午後3時半ごろ、名護大通り(県道84号)のひんぷんガジュマル付近から北部合同庁舎付近までミッキーマウスなどディズニーの仲間たちがパレード用の車両に乗って登場する。
名護市でディズニーリゾートのパレードが行われるのは初めて。
東京ディズニーリゾートは開園35周年を迎えるにあたり、全国約20都市でパレードを行おうと、希望する都市を募集していた。名護市は昨年8月頃から名乗りをあげていた。名護市はパレードのスタート地点となる。
稲嶺進市長は「名護市だけでなくやんばる全体や中南部からも多くの人が訪れてほしい。観光協会や商工会も一緒になって大きなイベントとして盛り上げたい」と話した。【琉球新報電子版】
すべてのデマが
名護市長選で
稲嶺市政を倒すためだけに仕込まれた。
そして選挙が終わり
あたかも、
そんなデマなぞ存在しなかったかのように、
日ハムの名護キャンプを報じる日常が続いていく。
それが日本の闇だよ。
党ぐるみでデマを拡散したのだ。
そして何らの責任もとらぬままの政治家に、
なんのフェイクニュース検証もしない日本メディア。
あげくのはては、
「名護に蔓延するあきらめムード」
などとお茶を濁す。
あきらめを蔓延させているのは、
そもそも本土メディアだというのに。
そんなお茶を点てている暇があるなら
検証しろ。
名護市長選挙は
そんな単純な「ムード」で票が動いたのではない。
いつから日本は
議員がネトウヨと一緒にデマを拡散し
それを当然のことと考える社会になったんだ !
議員たちが垂れ流した膨大なデマ、
それを検証しようとするまっとうなメディアは
もう、この日本に存在しないのか !
本土メディアは
ムードで選挙を理解した気になるな !