Osprey Fuan Club ウヨウヨ対策課

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ネトウヨ政治家・さくらば節子

2016年6月17日

あなたの町のネトウヨ議員はこうして作られる。

新潟県上越市市議会議員「さくらば節子」氏の場合。

さて、沖縄から遠く離れた新潟でご活躍中の市議会議員 Setsuko Sakuraba 氏。無所属で、本来ならば、地元の野良猫の身まで案ずるような心優しい議員なのかもしれない。

しかし突如として自らの FB に「沖縄二誌を廃業させよ」( ゚Д゚) などと、こんな衝撃投稿をする。

そればかりか、「基地反対派はキチガイ」「沖縄の新聞つぶれろ」と語る自民党小島健一神奈川県議(53)の批判記事コメント欄に「小島県議には頑張っていただきたい」と書きこむ、ご立派なネトウヨぶり。

沖縄の苦渋の歴史にそれほど詳しいわけでもなかろうに、また沖縄二誌の購読者でもない彼女がなぜこのような戯言を書きこみ始めるのか。

どうやら、地元のコンサートホールで開催された「沖縄のジャンヌダルクを招いて真実を知る新潟フォーラムin上越」(主催:沖縄の真実の声を聞く上越市民の会)で、デマゴーグが脳みそに染みついてしまったらしいのだ。

日本会議は地方議員に総動員をかけている。いまや地方議員の四割近くが日本会議系だともいわれているが、それはこういうことだ。自民党議員が肝いりで講演会を開催し、それに地方議員が動員される。

どぎつく編集されたサクラ的な映像にくわえ、自民党高鳥修一衆議院議員をはじめとして、地元の県議会議員がずらりとならぶ。楡井辰雄県議会議員などは、田畑に出没する猪対策を集団的自衛権にたとえて語る。さも知ったげな沖縄視察報告がなされる。

そして彼らが「沖縄のジャンヌ・ダルク」ともてはやす我那覇真子がまつりあげられる。その背後にある極右政治団体と極右宗教団体は秘されたままで「沖縄の地元紙は新聞の形をした政治結社」などと語る「極右アイドル」だ。

かくして、地方議員の、ほとんど無関心ゆえの無知さ、人権感覚の欠如、権力の快感と、中央への野心。そのウブな白紙状態 (tabula rasa) の脳に、いともたやすく書きこまれていく沖縄への偏見と憎悪。

こうして本土にネトウヨ議員が増産されている現実に、私たちは手をこまねいているしかないのか。

しかし、この投稿に勇気ある一人の読者がコメントを寄せている。

「さくらばさん、前後をよく見ていないのですが、この投稿に疑問を感じます。どのような記事に関しての批判なのか、内容の説明が必要と考えます。私は沖縄の新聞記事を全く読んでいません。ただ地方紙だとしてもメディアとして認知されている新聞に廃業を求める発言は尋常では無いと感じました。内容の説明が無いと、単なるネトウヨの書き込みとしか受け取れません。市民の委託を受けた議員として如何なものか?疑問を感じます。」

今、かつてなく市民の勇気あるカウンターが必要とされている。

あなたの町のネトウヨ議員。

いま求められているのは、彼らに対して、市民の勇気ある一言を積みあげていく作業なのだろう。

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