本部港使用不受理「県が指導」!? 名物伝聞忍法「~という」の産経も、岩屋大臣の誤認発言をそのままヘッドラインで伝えた NHK も、どっちもどっち

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岩谷防衛相発言 「県指導で本部港使えず」ではない。物理的に無理だということだ。

 

 

11月2日13時、でたよ名物、産経新聞の「~という」という伝聞忍法

 

いやあ、

なんというか

 

産経の「~という」という伝聞忍法がまた始まったのだろうか。

 

産経の「県が使用申請を受理しないよう指導しているという」という情報の出所は ?

 

ニュースメディアとして、産経特有の伝聞忍法「~という話だという」文体の多用は、もういいかげん改めるべきだ。

 

辺野古埋め立て 土砂積み出し港使用許可得られず

産経ニュース 2018.11.2 13:36

 岩屋毅防衛相は2日の記者会見で、米軍普天間飛行場沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の名護市辺野古移設をめぐり、土砂を積み出す本部港本部町)の使用許可が同町から得られていないことを明らかにした。本部港の岸壁使用許可権限は、県が同町に委譲している。県は同町に対し、使用申請を受理しないよう指導しているという

 

 防衛省が1日に岸壁使用許可を申請しようとしたところ、同町は台風で護岸が損壊しており、すでに延べ45件の許可を行い、これ以上受け入れる余地がないとして受理を拒んだという。岩屋氏は「本部町との調整を進め、速やかな使用許可を得たい」と述べた。

 

『沖縄が危ない ! 』 と叫ぶ産経が危ない !  - 伝聞忍法「~という話」で記事を書く産経新聞、しかも、八重山日報称賛記事を書いたのは八重山日報編集長の仲新城氏だった、というオチ。

uyouyomuseum.hatenadiary.jp

 

 

 

11月2日20時、NHK防衛大臣の「県から指導」発言をそのままニュースのヘッドラインに

 

・・・とおもったら、

 

なんとそれから数時間後、今度は NHK が、本部町が「県指導」で防衛局の申請書類受け取りを拒否したと報道。

 

NHK は、その情報源として、岩屋防衛大臣の「県から『新たな申請は受けないように』と指導された」という発言を伝え、

 

沖縄県側が「物理的に使用許可を出せないということを県として本部町と確認しただけ」と否定していることを記述しつつも、結局、大臣発言を鵜呑みにし、

 

岩屋大臣の発言をそのままニュースのヘッドラインとして報道している。

 

いいのかね、NHK こんなことで。

 

本部町が県指導で防衛局申請拒否

NHK 沖縄県のニュース 11月02日 20時44分

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アメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設をめぐり、沖縄防衛局が行った港の使用許可の申請について、港がある本部町県から指導を受けて書類の受け取りを拒否していたことがわかり、防衛局は引き続き町と調整を進めていくことにしています。

アメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設をめぐり、石井国土交通大臣が県による埋め立て承認の撤回の効力を一時的に停止する決定を出し、沖縄防衛局は、1日から工事を再開しました。

岩屋防衛大臣は、2日、閣議のあと記者団に対し、防衛局が、1日、埋め立て予定地への土砂の投入に向けて港の使用許可の申請を行った際、本部町が書類の受け取りを拒否したことを明らかにしました。

そのうえで、岩屋大臣は、「県から『新たな申請は受けないように』と指導されたということだった」と述べました。

一方、県は、「物理的に使用許可を出せないということを県として本部町と確認しただけだ」としています。

本部町によりますと港はことし9月の台風で一部が壊れ、壊れていない部分もほかの港湾業者にすでに使用許可を出し、割り当てるスペースがないということです。

国と県との間では土砂は海上から運ぶことが決められていて、港が使えない場合、今後の工事に影響が出る可能性があり、防衛局は、引き続き町と調整を進めていくことにしています。

 

 

11月2日19時、琉球放送では「県と協議して」と正確に報道

 

防衛大臣側の「県の指導」という言葉をそのまま鵜呑みに報道する NHK と、そうでない報道とでは、ずいぶんと印象が異なることに留意したい。

  

本部町 国の港使用許可受理せず

琉球放送 2018/11/02 19:01

 普天間基地の名護市辺野古への移設をめぐり、沖縄防衛局が申請していた埋め立て用の土砂を搬び出す港の使用許可を本部町が受理しなかったことがわかりました。

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 普天間基地辺野古移設をめぐり沖縄防衛局は埋め立て用の土砂を搬び出す本部港の使用許可が9月で切れたことから、1日、業者を通じて本部町に新たに使用を申請しました。

 

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 しかし、町は台風の影響で岸壁が壊れているため、県と協議した結果、現在新たな申請を受け付けていないと説明し申請を受理しませんでした。
 沖縄防衛局は年内にも土砂の投入を行う考えですがこのまま港が使えない場合、今後の作業の進捗に影響が出る可能性があります。

 

11月3日5時、翌朝琉球新報がファクトチェック ➡ 岩谷防衛省の誤認発言でした

 

で、翌日の琉球新報が、岩屋大臣の発言内容を誤りであるとファクトチェック。

 

辺野古土砂搬出 防衛相が誤認発言 「県指導で本部港使えず」 県、町が否定

琉球新報 2018年11月3日 05:00

 米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設の埋め立てに使う土砂搬出に関し、本部町本部港塩川地区の岸壁の使用許可申請を受理しなかったことを巡り、岩屋毅防衛相は2日の会見で「(本部町は)沖縄県から新たな申請は受けないようにと指導されている」と述べた。これに対して県も町も取材に「指導はなかった」と否定しており、防衛相が事実誤認で発言していたことが明らかになった。

 一方、岸壁が使用できない理由となっている台風による破損箇所は年内の修復が難しい見通しで、辺野古埋め立ての関連工事を再開した政府の日程に影響を与える可能性がある。

 9月下旬の台風24号で6カ所の岸壁のうち3カ所が破損して以降、本部町は新規の船の受け入れを中止。町は県との協議の結果、改めて新規の受け入れを行わない方針を1日までに決定した。埋め立てに使用する土砂を搬出する業者から1日夕方に岸壁の使用申請が出されたが、町は方針通り不受理とした。

 県港湾課によると、港の使用許可を出す権限は県から町に移譲されており、「指導する立場になく、指導権限もない」(同課)。ただ県は管理者ではあるため、町と協議し「港湾の状態を保つため、壊れた部分の使用は控えてほしい」と伝えていた。

 本部町も取材に対し「県政の方針を受けて申請を不受理としたわけではない」と答え、ほかの申請と同じ対応を取っただけと説明している。

 県は防衛相に「指導」と曲解されたことについて、「(辺野古移設に反対する)知事の政治姿勢に絡めて勘違いされたようだが、そもそも県が言うまでもなく、物理的にどの船でも無理だ」と困惑を隠さない。県政与党の県議は「県が辺野古移設を妨害していると、防衛相が印象操作をしている」と防衛相の姿勢を非難した。

 また、岩屋防衛相は会見で「防衛省としては引き続き本部町と調整を進め、速やかな使用許可を得たい」と語り、他の港ではなく本部港塩川地区から土砂搬出について理解を求めていく考えを示した。

 

土木技師の北上田氏、「知事承認がない限り、ダンプトラックによる土砂の陸上搬送はできない !」

 

防衛局が「私人なりすまし」で、行政不服審査なるものを自作自演、それで工事再開したわけだが。

 

そもそも、ダンプトラックによる埋立土砂搬入は埋め立て承認願書には書かれていない。こうした工事変更は、沖縄県知事の承認がない限りできない。

 

土砂の陸上搬送には、玉城知事の承認が必要となる。

 

窮地に陥った防衛局 --- 辺野古への埋立土砂海上搬送のために本部港の使用ができない! - チョイさんの沖縄日記

本部港が使えないと、辺野古への埋立土砂海上搬送は出来ない。埋立承認願書の「設計の概要」や、「土砂に関する図書」では、埋立土砂は全て海上搬送と明記されている。ダンプトラックによる陸上搬送は、知事に変更申請を行ない、知事が承認しない限りできないのだ。

 

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詰みですよ。

土砂搬送、海もだめなら、陸もだめ。

 

NHK ニュースは、

官製報道ばかりしてないで、

その「ファクト」もしっかり報道してくださいよ、