ヘイトビズで日銭を稼ぐ悪質サイト、その根から養分を断つ方法 - 沖縄ヘイトだけではない、『アノニマスポスト』が、がんサバイバーに対する悪質な侮蔑と嘲笑をまき散らす
今日は慰霊の日である。
そして、あのヘイトサイト、アノニマスポストが、こんな投稿を垂れ流す。
がんと闘いながらも、6月23日『慰霊の日』の式典で県民の意思を代弁した翁長知事に、こんなまとめ投稿。
【超速報】翁長知事、とうとうズラと決別して戦没者追悼式に登場~ネットの反応「誰?」「これでいいのに、なんで今まで違和感アリアリの作り物を設置してたのか」「抗ガン剤の副作用では無い年季の入ったハゲでワロタ」 https://t.co/O4qW4fe9mU
— アノニマス ポスト (@anonymous201504) June 23, 2018
このような悪質極まりないヘイトサイトが、何故に堂々と存続できうるのか、この現実がとても信じがたい。
先日もがん患者に対し、国会で自民党の穴見陽一議員がヤジを飛ばして問題となったばかりだが、
沖縄ヘイトと知事に対する中傷というだけではない。
がんと共に生き闘っているすべての人に対する、考えうるかぎり極めて下劣な侮蔑であり嘲笑、である。
なぜ病 (やまい) と闘う側が、同時に、このような心無い憎悪と偏見とも闘わなければならないのか。
日本のヘイトはネットで異常発生し、いまやそれはネットからリアル社会へと拡大し、ヘイトクライムまでおきている。
こうしたヘイトを醸造しているのは、多くヘイト専門の「まとめサイト」であるが、実は、その収入源はネットの広告料に依存している。
つまり、ヘイトサイトを資金的に支えているのは、我々が日々消費者として利用している各種大手企業だ。
トップにあげたアノニマスポストのスクリーンショット。すぐ下の広告を見てほしい。日本を代表するモデル企業、あのパナソニックである。
これを見れは、何事にも倫理を尊重した創業者の松下幸之助が大激怒するに違いないが、もちろんパナソニックが、このような黒く淀んだ憎悪とデマの下劣サイトを選んで広告を載せているわけはない。
・・・では、なぜこんなことが起こるのか。
広告の右端をクリックすれば広告配信元が表示される。
AdSense あるいは AdChoices は、どちらもグーグルによる広告配信。また UNICORN という広告配信もある。今のところ、こうした広告配信元に報告しても、あまり迅速な動きは見られない。
我々消費者が、広告主である各企業に直接連絡することで、むしろ確実なレスポンスを得ることができる。
例えばパナソニックの企業サイトにアクセスする。そこから宣伝についてのお問い合わせなどにメール・ファックス・電話などを送ることができる。
⇩ ここでは、消費者である私たちが、ヘイトサイトに広簡単なメッセージでも十分通じるが、告掲載している企業にどのような申し入れをしたらいいのか、そのテンプレートを紹介してくれているサイトがあるので紹介したい
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お世話になっております。
このたび、貴社が提供されていらっしゃいますサービス(または商品)「○○○○」のバナー広告が、人種差別を煽動しているとして社会問題になっている悪質なウェブサイト「○○速報」(URL: ) に掲載されているのを確認いたしました。
<※可能ならば、そのサイトの中で特に差別的な内容の記事をいくつかピックアップし、URLとともに紹介しておくとより効果的かもしれません。『このような記事は不適切じゃないですか?』と具体的に提示したほうが先方も判断しやすいかと思います>
貴社では、i-mobile、A8.net、マイクロアド、nend、グッドライフ等といったASPやSSPを通じて広告配信をされていらっしゃいませんでしょうか。これらの業者によるチェック漏れのために、本来ならば広告が配信されてはならないような差別的・反社会的なウェブサイトに広告が表示されてしまっている可能性があるようです。
報道などによりますと、これまでに少なくとも「エプソン」「U-NEXT」「通販生活」が、ユーザーから「差別サイトに広告が掲載されている」と指摘を受け、その種のサイトへの広告配信を停止する手続きを取っているとのことです。
参考1:「保守速報」への広告停止 エプソン販売「社内規定に反する」と即日対応 https://www.j-cast.com/2018/06/08330931.html
参考2:保守速報への広告掲載をやめたエプソン 「嫌韓、嫌中の温床」との通報がきっかけに https://www.buzzfeed.com/jp/kotahatachi/hoshusokuh...
参考3:津田大介「日本にも波及した広告引き揚げの動き」 https://dot.asahi.com/wa/2018062000016.html
貴社におかれましても、重大な人権侵害を繰り返しているサイトに広告が表示されてしまっていることは、さぞ不本意でいらっしゃるのではと思いましてご連絡させていただきました。
<※もし通報先企業が人権ポリシーなどを定めていれば、『貴社の人権ポリシー第○条の精神に反するサイトに広告が表示されてしまっている現状は、さぞ不本意でいらっしゃるかと思います』などとしたほうがより具体的かもしれません>
どうぞよろしくご対応のほどお願いいたします。
日本のヘイトの拡散の背後には、ヘイトビジネスといったものがある。
ヘイトは拡散する。だから儲かる。そうしたヘイトの悪しき円環をくじき、その根から養分を絶つ方法がここにある。
つまり
憎悪や差別に関して
我々は黙認しないという意思を明確に示すことだ。
憎悪は常に弱者を標的にする。人種、民族、性、障害や病、そうしたマイノリティーだけではない。
憎悪が何よりもターゲットにするのは、何よりも悪意情報から身を守るすべを持たず、最もヘイトの影響を受けやすいマイナー (minors)、つまり子どもたちであるという点だ。
おてんとさまのもとでは、
ヘイトは醜い人間の罪業でしかない。
大人として出来ることを、着々と形にしていこう。
参考⤵
騙されるな、面白ニュース NetGeek は、記事をはりあわせてアフィで食いつなぐ粗悪な個人管理サイト。基地反対派を、野生動物、土人、ゾンビ、基地外 (キチガイ) などと書き散らす糞サイト。https://t.co/5qGTvHGIgZ
— オスプレイ不安クラブ (@ospreyfuanclub) March 5, 2017
http://anonymous-post.com/archives/11327