「危険な沖縄・親日米国人のホンネ警告」/ 拡大する右派市場 ③
2016年3月6日
- 決して買ってはいけないヘイト書籍。
商売に失敗したからといって、ねとうよ市場で食いつなぐことを見いだした芸能人広告塔ケント・ギルバート氏。一月に引き続き二月にもエルドリッヂと共著で新刊を出版した。金儲けに余念がない。
『危険な沖縄・親日米国人のホンネ警告』から・・・
「無法、プロパガンダ、独裁、中国、偏向、被害者意識 … 閉ざされた沖縄の異常性。」・・・
沖縄の平和を語りつづけ、非暴力の抵抗運動を受け継いで、翁長知事の主張を裏書きする沖縄の民意を「異常」呼ばわりする、この異常性。
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序章 沖縄は被害者意識を、本土は加害者意識を捨てよ ! ► 沖縄に甘えているのは本土のほうだ。まず意識を云々する前に、沖縄や福島の現実をみよ !
第一章 沖縄は二紙がつぶれたら正常化する ► 沖縄のメディアを潰し、沖縄の声を封印しようとする発想自体が異常。そのファシズム。
第二章 そもそも沖縄問題は存在しない ► 沖縄を「見えない存在」にしようとする暴力性。
第三章 本当は解決を望んでいない基地問題 ► デマを拡散し、ゲートに座るおばあの家にまで脅迫の電話をかけてくるネトウヨ、それをけしかけているのは貴方たちだ。
第四章 「翁長」「中国」「沖縄」の関係 ► 沖縄の歴史も知らず、強迫妄想がとまらないようだな。
第七章 アメリカは靖国に口を出すべきでない ► アメリカは沖縄市民の抵抗運動に口を出すべきではない。
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ギルバート氏のいう沖縄の「正常化」が、沖縄の声を完全に封印することでしかないことは明らかだ。
偏見にみちた沖縄のイメージ、無知と恐怖心につけこむ沖縄デマの拡散に終始しているギルバート氏。
異常なのは、こんなデマを書き散らかすヘイト・グループの芸能人を、平然とコメンテーターとして呼んでくる NHK や TBS のほうだ。
看板番組 News 23 の岸井氏を降板させた「放送法遵守を求める視聴者の会」の呼びかけ人、その人物をコメンテーターの席に座らせる TBS に至っては。
イタすぎるよ。