右翼宗教研究会 ① 幸福の科学 ( 1 )
2016年2月23日
– 幸福実現党の驚きの安全保障 -
( ゚Д゚)『 UFO から安全保障を学べ?! 』
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日本は無宗教の国? とんでもない。日本会議、創価学会、生長の家、幸福の科学…。国民の宗教的無意識をいいことに、ふと気がつけば、政権のその中枢まで右派系宗教団体が巣食っている…。このオスプレイ不安クラブでは、日本のメディアからは見えてこない右派系宗教をシリーズで検証していきたいと思います。
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なぜ、まず幸福の科学 ? そう思われる方も多いかもしれないが、実は多くの右派団体やメディア、選挙においてすら、この新興宗教団体は、今や欠かせぬ存在になっている。
例えば、その理由の一つが、この1986年設立の宗教団体が持つ、膨大な「資金力」と「動員力」だろう。この急速に信者を拡大した新興宗教が持つ二つのアセットが、多くの右派系団体やメディアに影響力を持つ要因となっている。
まず初回の今日は、導入編として、この「幸福実現党」の月刊誌 (2015年11月) の安全保障論から紹介していこう。
この会談は、幸福実現党党首・釈量子氏と、幸福の科学専務理事・里村栄一氏の会話。簡単な漢字にもご丁寧に読み仮名がふってある。
まず、幸福実現党は
1) 集団的自衛権の行使を容認し、日米同盟の強化を図る。
→ 安保法案を支持
2) 憲法九条を改正し、自国は自国で守る。
→ 軍事力強化と防衛費増大
里村氏は
◆ UFO には高度な科学技術が集積している
◆ 日本の技術力をおそれた連合国側が UFO に関する情報封鎖をおこなった可能性
◆ 日本も早急にUFO にたいする認識を改める必要
◆ 国防意識の増大と防衛費増大を
と…。どうやら、UFO の技術はこの国の国防と直結しているらしい (~_~;)
これほどまでに荒唐無稽な国防論を、党首や専務理事までもがマガオでかたるハッピー教団。
次回は、こうした驚き教団が、なぜに日本で一定の政治力を持つほど、多くの信者を獲得し、資金力を有するまでに至ったのかを考えてみたい。
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幸福の科学は、大川隆法が1986年に設立した新宗教。1991年に宗教法人格を獲得、2009年には宗教政党「幸福実現党」を設立。現在は世界60カ国に法人組織を持つ。