『だれが沖縄を殺すのか』? それは・・・
2016年5月21日
『だれが沖縄を殺すのか』
御用在日米人エルドリッヂ氏が先月出版したらしいウヨ本のタイトルである。読む必要はない。真実は明らかだから。
ドン引きするほどハンパない防音設備がほどこされているらしい邸宅で、沖縄の騒音なんてまったく大したことない、と平然とのたまう御用人の本だ。
そういえばエルドリッヂ氏は今月も「幸福の科学」出版から、「幸福実現党」党首との対談集『一緒に考えよう、沖縄』というハッピーな本を出版したばかり。だから、この際、はっきりとさせておこう。
『だれが沖縄を殺すのか』
それは、エルドリッヂ氏とネトウヨが主張する妄想の敵国ではない。皮肉なことだが、彼らが日本を守ると主張する「基地」であり「海兵隊」であり「地位協定」だということを。
戦後71年たっても、基地だらけのフェンスに囲まれて。地位協定で守られた Y ナンバー車両におびえながら生きなければならない。戦争から半世紀たっても、犠牲になるのは、沖縄に生まれた子どもたちであり女性たち。
『だれが沖縄を殺すのか』
それは、若い沖縄の女性がまたも犠牲になった残虐な殺人を「タイミングが悪い」などという言葉で片付けようとし、警察捜査やメディアまで天の声を介入させようと奔走する日本政府だ。
『だれが沖縄を殺すのか』
この事件の本質を追求することもなく「この問題を封じる」と語るコメンテーターや、軍属である事すら報じない新聞社。沖縄の声を本土につたえるどころか、安倍放送に終始する御用メディア。
『だれが沖縄を殺すのか』
沖縄二誌の今回の事件報道にさえ、むらがって荒らしまくるネトウヨの腐った非人間性。おなじ国民として、苦しみと悲しみの声に無関心な人々。
いったい、だれが沖縄を殺しているのか、考えても見るがいい。
いつまで沖縄は殺され続けなければならないのか。
もうこれ以上の犠牲者はたくさんだ。
だから、沖縄は声をあげ続けている。
沖縄の声を封じることはできない !!!